皮膚の構造とは?役割はどのようなものが?
こんにちは。ツヤ髪美容師荒木です!
今回は皮膚の構造について知り、より【美肌】になりましょう。
皮膚の役割とは??大切な肌の機能を知り美肌になろう! - 荒木ユウのよっしゃいけるブログ。
以前書いたこちらの記事も参考にしてください。
皮膚には大きく3層からできています。
それが『表皮』『真皮』『皮下組織』
この3つはテストに出るので必ず覚えておきましょう。
皮膚の構造。表皮は4層からなる!
またその中の空気に触れる1番外側の『表皮』を細かく見てみるとそこから4つの層に分かれています。
外側から
『角質層』かくしつそう
『顆粒層』かりゅうそう
『有棘層』ゆうきょくそう
『基底層』きていそう
です。
肌のうるおいやキメを左右させるのがこの表皮。
特に肌の美しさ決めると言われている表皮について各層の働きを詳しくお伝えします!
角質層
一番上の細胞が『角質層』でこの角質層こそが
肌のバリア機能の主役とも言える層なのです。
角質層の厚さは0.02mmで薄手のばんそうこう1枚と同じ厚みです。
硬いタンパク質でできた角質細胞が10〜15層に重なって構成されております。
実は・・・
化粧品がその機能で働きかけることができるのはこの角質層までと言われているんです!
化粧品のコマーシャルで聞く『皮膚3層まで浸透』なんて言ってますけど・・・
『それは角質層の上・中・下のことですから!!』
顆粒層や有棘層、基底層までは浸透しませんからね!!
十分注意してください。
角質層は肌のうるおいを保つ重要な役割を果たしていて、しっかりとした角質細胞を作ることや壊さないことで肌のうるおいを保っています。
表皮の細胞は通常28日周期で新しく生まれ変わります。
基底層で作られた新しい細胞が角質層へと押し上げられてやがて角質細胞となり、最後には垢やフケとなって剥がれ落ちています。
このメカニズムを表皮の新陳代謝『ターンオーバー』と言います。
ターンオーバーが正常に行われることで肌は常に新しい細胞に生まれ変わり美しい肌を保つことができるんです!
顆粒層
顆粒層は紡錘型をした1〜3層の顆粒細胞からできています。
- 紫外線を反射、吸収。
- 体に危険な酸・アルカリを中和して皮膚の防御
もしてくれます。
有棘層
表皮の中で一番厚い層です。
細胞と細胞の間をリンパ液が流れて栄養補給をしています。
またアレルギーを感知する【ランゲルハンス細胞】も有棘層にあります。
基底層
一番下の『基底層』は角化細胞(ケラチノサイト)を作り出す言わば細胞の生産工場です。
基底細胞の間にはメラニン色素を生成する細胞である色素細胞(メラノサイト)もあります。
真皮の役割
真皮には血管やリンパ管、神経や皮脂腺、汗腺などがあり汗や皮脂の分泌や、栄養補給を行っております。
また繊維状のコラーゲンとエラスチンからなっており
お肌の『ハリ』と『弾力』
は真皮によってもたらされます!
皮下組織の役割
皮膚の最下層にある皮下組織は主に脂肪からできています。
外部の温度変化や衝撃から体を守っています。
まとめ
皮膚は【表皮】【真皮】【皮下組織】の3層からなっており
また【表皮】は
『角質層』『顆粒層』『有棘層』『基底層』の4つの層からなります。
それぞれの役割があります。
またいちばん大切な表皮の角質層は刺激を与えられたりすると細胞が壊され
肌あれやシミ、シワ、たるみ。アレルギーの原因にもなります。
特に表皮の角質層を壊さないように紫外線や刺激のあるシャンプーから守ることが美肌作りのために一番必要な事です。
常日頃から意識していき美肌を育みましょうね。