荒木ユウのよっしゃいけるブログ。

美容師荒木ユウによるツヤ髪や美肌になれる情報をお届けします。

美容師にこそ雑草魂が必要な理由

あなたは雑草魂という言葉を知ってるだろうか?

 

1999年に当時の読売巨人の投手であった上原浩治選手の座右の銘としての言葉であり、その時の流行語を取った言葉である。

 

雑草魂とは
高貴な身分ではない人間がもつ、穏やかなだけの人生では身に付かなかったであろう根性などを意味する語。人間を、環境が悪くても枯れにくい雑草に喩えた言葉である。
 

引用元Weblio

 

この言葉を聞いて僕直感的には感じたことがあります。

 

美容師にこそこの【雑草魂】が必要なのではないかと。

 

 

 

美容師に雑草魂が必要な理由は忍耐力がつくから。

 

今現在日本には美容院がとても溢れている。

その数なんと約24万軒だ。

 

全国のコンビニが6万軒に対しておよそ4倍もあるのである。

 

 

ここに低価格サロン(1000円カット)などの参入により価格競争がより激しくなってきているのである。

 

技術の差別化も難しくなってきており、誰でも安く上手くカットしてもらえるこの時代に美容師として生き残るために確固たる自分というものを持たないと行けないのである。

 

ではそこで何故【雑草魂】が必要なのか?

 

雑草のようにどんな環境でも強く生き抜く力というものが美容師にも必要だからである。

 

 

『どんな環境でも働かなくてはいけない』

 

と言ってしまえばこの時代に

やれブラック企業なら辞めるべきだ

とか、どこかのフリーランス界隈においてだと

 

『まだ会社員で消耗してるの?』

 

とか言われそうだがそういうことではない。

 

僕はどのような仕事においても最低限の忍耐力というものは必要だと感じている。

 

先程も言ったように【忍耐力】とは、やりたくないことを無理やりやらなくてはいけないことではない。

 

やりたいことをして生きるための【忍耐力】のことである。

 

文面だと何を言っているか分かりにくいかもしれないが、僕が言いたいことは

 

やりたいことをして十分な報酬をもらい幸せに過ごすことである。

 

やりたいことをするためにはただやりたいことをしていればいい訳ではない。

そこには圧倒的工夫や人脈作りや運なども含まれる。

 

結果が出るまで苦しむこともあるだろう。

また、結果は出ないかもしれない。

途中で辞めてしまう人も出てくるだろう。

周りが上手くいって焦ってしまうことも沢山あるだろう。

 

その人の中から頭一つ抜け出し自分の思うやりたいことで生きていく為にも必要なことが忍耐力であると言いたい。

 

この忍耐力は美容師のカット練習で例えると分かりやすいかもしれない。

 

カットは最初は誰も上手くいかないものだ。

 

繰り返し繰り返し反復練習をすることによりすることにより少しづつ上手くなっていくものである。

 

そこでカットを上手くなるためにはカット練習をするという時間の投資が必要である。

 

友達と遊ぶ時間、テレビやYouTubeを見る時間、ゲームをする時間、買い物に行く時間という自分の好きな時間をカットに費やせるかどうかでよりカットが上手くなるかどうか決まるものではなかろうか?

 

お金の投資も必要である。

 

カット練習のために練習用のウィッグを何体も買って切って買って切っての繰り返し。

ウィッグを5体切った人とウィッグを100体切った人ではどちらがカットが上手くなるか想像するのは容易いことである。

 

またカット講師の方のセミナーに行く事などもそうだ。

カットが上手くなるためにお金と時間を投資できるか。

諦めずに耐え忍んで、それでも絶対に上手くなるんだ!という気持ちを持ち続けられることがカット上達のコツだろう。

 

もちろんそこには工夫が必要だ。

 

ただウィッグを切るだけでなくどのようにカットをすればウィッグ一体で何種類のスタイル切れるかどうか考える事が大切。

 

またYouTubeもカットしている動画を見たりすることなどもとても有効的であろう。

 

 

忍耐力という言葉を使ったが自分自身あらゆる誘惑に負けないでいられるか問われる力のことである。

 

その真髄が雑草魂にはあるのではないでしょうか?

 

 

雑草魂にはリンダリンダに似たような美しさがある

 

ブルーハーツの『リンダリンダ』という歌を知っているであろうか?

 

リンダリンダ

歌詞全文

ドブネズミみたいに美しくなりたい
写真には写らない美しさがあるから

リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ
もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら
そんな時はどうか愛の意味を知って下さい
リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ

ドブネズミみたいに誰よりもやさしい
ドブネズミみたいに何よりもあたたかく

リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ
もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら
そんな時はどうか愛の意味を知って下さい

愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない
決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ
リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ

リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ

 

歌詞のほぼ半分以上がリンダリンダという曲だが僕が学生の頃初めて聞いた時に感じた違和感。

 

それは何故

『ドブネズミみたいに美しくなりたい。』

のか?

 

基本的にドブネズミというものは汚い生き物なのではないか?

と思っていた僕の価値観をぶっ壊してくれた歌詞である。

 

しかもそんなドブネズミみたいになりたいというのだ。

 

しかしこの次の文に答えが書かれている

 

『写真には写らない美しさがあるから』

 

ドブネズミというお世辞にも美しいとはいえない見た目にもそこから這い上がるぞ!とふつふつと内側から湧き上がる闘志のようなものを感じ取れるのだ。

 

それはまるでアスファルトの下に埋もれてしまった雑草でも上しか向かないで強固なアスファルトを突き破ることがある!

ということに似ている気がします。

 

 

美容師は一般的にお世辞にも高所得な職業とは言えません。

(もちろん例外もありとてつもなく稼いでる人達もいる)

 

また一日の就業時間も長く本当に好きでないと出来ない仕事です。

 

それでも上を目指して行くのなら、低収入でありブラックな業界でいながらも

 

気合いでてっぺん取ってやるぞ!

 

という雑草魂をもつことが売れる美容師に必要です。

 

 

最後に

 

誰もが綺麗な花を咲かして人生を豊かにしたいものである。

 

みんなから愛され友達も多く、周りの人が寄って来るような人間。

 

しかしきれいな花を咲かせなくても力強く何事にも負けない雑草のように生きていくことも出来る。

 

志高く、自分の信念を曲げないまるで雑草のように踏み潰されようが何度でも立ち上がるような雑草魂。

そのような生き方をしている人間はとても魅力的ではないか?

 

美容師としてだけでなく人として自分自身どのように生き、信念を曲げずに人生を全うできるか。

 

今一度自分に問いてみよう。

 

周りの目を気にしすぎてやりたいことは出来ているだろうか?

自分よりも偉い人の意見に流されてはいないだろうか?

 

どのような人生を歩むかは自分でしか決められない。

 

カッコ悪くでも、どんなにもがいても、太陽の方だけ目指して伸びる雑草のような生き方を僕はしたい。

 

このブログを読んだ美容師さんへ

 

心に秘めた【雑草魂】を忘れず前を向いて美容師を生き抜いて貰いたい。