お客様第一主義の美容室はもう古いのかもしれない
こんにちは。
文京区千石で美容師をしている荒木です。
先日美容師仲間の人と酒を飲みながら仕事の事や美容の事などを沢山語らいあった中でとても気になったことがあったのでブログに書いてみようかと思いました。
美容室を辞める
そのお友達は今度美容室を退職して違う職場に働くみたいです。
そこで気になった僕は
「なぜ今の職場を辞めるのか?」
という疑問をなげかけてみました。
そしたらその美容室はオーナーの為の美容室になっていると話してくれました。
オーナーの為の美容室??
どういう事なのか少し詳しく聞いてみましたが簡単に言うならばオーナーが楽をして稼げるようにスタッフを人と思わないような形で雇っている。
まあ一言で言うならばやりがいのない職場
ということでした。
通常サロンの経営者なら自分の事よりもスタッフの幸せを1番に考えてやりがいのある職場を作るのが1番の責任だと思いますが。
そうではない方もまだまだいるようですね。
そんな経営者がトップにいたら働く方は離れたくなるのも分かります。
ただでさえ求人の取れない美容業界でスタッフは宝物と思えない会社がまだあるのかと驚嘆しましたがまだまだ色んなサロンがあるみたいですね。
理想の美容室とは
ではどのような経営者のもとにはたくさんのスタッフが集まってくるのであろうか。
この流れでお話するとなるとやはり
スタッフ想いの会社
を作っている経営者のもとにはたくさん働きたい人も集まってくるのであろうと。
しかしスタッフの事を考えるのは勿論大切なのですがサロン経営として大切な
きちんと利益が出ているか
という点です。
スタッフのこと考えてる!
といって
- 高めの給料
- 休みも充実
- 福利厚生もしっかりと出す
という点をスタッフに還元しようと思っても利益が出てないと会社が潰れてしまいますね。
きちんと利益体質なサロン経営ができてる上で上記の事をスタッフにしっかりと還元できる会社が必要なのではないでしょうか?
(細かいところはまだまだ沢山ありますが分かりやすくこのように書いております。)
そしてより還元出来るような体制を作れるなら
- より多くの給料
- より多くのお休み
- より深い人間関係
- より勉強出来るような環境
を用意すればいいのではないかと。
そのバランスが難しいのでしょうけど。
経営者ではない自分が何を言ってると思われるかもしれませんが目をつむって頂けると幸いです。
お客様第一主義は古い?
ちょいと昔まではお客様第一主義お客様第一主義!
と声を高らかに上げていた美容室経営者も多かったのではないでしょうか?
お客様第一主義はもちろん素敵なことですし素晴らしいことだと思います。
ただお客様を一番に考えすぎてスタッフのことを疎かにしてしまうようなシステムのサロンはもう流行らないです。
お客様第一主義でありながらスタッフのことも1番に考えられる。そして会社の為にもなるという矛盾をいかにクリアにして行くかがこれからも人気のある美容室かこれから潰れていく美容室かの別れ道になるのではないでしょうか?
最後に
これからの時代お客様第一主義という考えを捨てなくてはいけません。
それは今までそのような美容室がたくさんあり成功してきた事例もあっただろうが今は求人も取れない美容室氷河期です。
お客様第一主義でありながらスタッフ第一主義この2つのバランスを上手く使いこなしながら時代の流れをきちんと読んで変化し続けることの出来る美容室こそが勝ち残るのだろうと思います。
それにしても全国で美容室は多すぎてしまいました。完全に飽和状態です。これからまた沢山潰れていく美容室も沢山出てくるでしょう。
個人的意見として全国24万件の美容室の内半分くらいは無くなってもいいのではないかと思っています。
ただ自分の会社が潰れないように日々の工夫とお客様からもスタッフからも愛される会社を作ることを大切にしていくが必要なのかと強く思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。